圧縮指数 あっしゅくしすう 圧密試験の 曲線における圧密降伏応力以上での直線部分の勾配、
圧密 あつみつ 飽和粘土のような透水性の低い材料が長期間荷重を受け、内部の間隙水が徐々に排出していく減少。
圧密係数 あつみつけいすう 圧密理論から導かれる圧密速度に関係する土質定数 : 透水係数、: 体積圧縮係数、: 水の単位体積重量。は圧密試験の時間ー沈下曲線に対して圧密理論を適用し、曲線定規法または 法によって求める。
圧密降伏応力 あつみつこうふくおうりょく 過圧密域から正規圧密域に移行する段階の応力。この応力を超えると沈下量が急激に増加する傾向にある。
圧密試験 あつみつしけん 土の圧密特性、圧密降伏応力/圧密係数などを求める試験。JIS A 1217において試験方法が規定されている。供試体は、直径6cm、高さ2cmの円盤。1段階24時間、8段階載荷が標準。長期圧密試験、急速圧密試験、繰り返し圧密試験などがある。
圧密沈下 あつみつちんか 圧密による地盤沈下現象。荷重作用後、長時間にわたって沈下が継続する。
⇔ 即時沈下
アンダーピニング あんだーぴにんぐ 既存の構造物に対して、新たな基礎を新設、改築、増強する工事のこと。
一軸圧縮試験 いちじくあっしゅくしけん JISに規定されており、自立する供試体の圧縮強さを、側圧を加えることなく求める試験。
一軸圧縮強さ いちじくあっしゅくつよさ 一軸圧縮試験における供試体の最大圧縮応力。JISでは、圧密ひずみが15%に達するまでの最大圧縮応力として規定している。飽和粘土では一軸圧縮強さquの1/2を非排水せん断強さcuとしている。
一次圧密 いちじあつみつ 土の圧密現象において、弾性圧密理論に伴う圧密部分。一次圧密が終了した以降も長期にわたって二次圧密が継続進行する。通常は一次圧密を対象とすることが多い。
埋戻し うめもどし 基礎工や埋設管敷設などのために掘削された部分を地下工事終了後土砂で埋めて原状に戻すこと。
鋭敏粘土 えいびんねんど 鋭敏比の高い高含水比の粘土。乱れによる強度低下が著しい粘土。
鋭敏比 えいびんひ 乱されない土の一軸圧縮強さと、練り返した土の一軸圧縮強さとの比。鋭敏比が高くかつ含水比の高い粘土を鋭敏粘土という。
液状化 えきじょうか 飽和し緩い砂が地震などの繰り返しせん断力を受けることによって、粒子間のかみ合わせがはずれ、粒子間が間隙水の中に浮いた状態となる現象。
液性限界 えきせいげんかい 細粒度のコンシステンシー限界の一つ。試験方法はJISに規定されており、落下階数25回に対応する試料の含水比が液性限界(LLと略すこともある)。
液性指数 えきせいしすう 細粒度の含有水分状態を液性限界と塑性限界を基準にして表す指数。
液性指数 、ここで、: 自然含水比、: 塑性限界、: 液性限界、: 塑性指数。
S波 えすは 振動方向が進行方向に垂直な波。媒体の体積変化を伴わずに伝播される波動。横波、せん断波。地表面に平行に振動する波はSH波、鉛直に振動する波はSV波。
N値 えぬち 標準貫入試験による地盤の相対的な硬さを表す値。質量63.5kgのハンマーを75cm自由落下させ、標準貫入試験用サンプラーを30cm打ち込むために必要な打撃回数。
沿岸流 えんがんりゅう 海岸に沿う海水の流れ。波浪とともに海岸を削り、土砂を運んで、砂嘴や砂州をつくる。
黄土 おうど 淡黄色や灰黄色の風積土で、中国、特に黄河周辺に分布する黄土高原が有名。レスとも呼ばれる。
溺れ谷 おぼれだに 陸上の谷が地盤の沈降や海面の上昇によって海面下に沈んで作られた湾。泥炭など極めて軟弱な地層で構成される。
オランダ式
(二重管)
コーン貫入試験
おらんだしき(にじゅうかん)
こーんかんにゅうしけん
静的なコーン貫入試験の一種。周面摩擦力の影響を除くためロッドを二重構造とし、ロッドの最上部で貫入抵抗を計測する方法。
海岸段丘 かいがんだんきゅう 海成段丘ともいう。地盤の隆起あるいは海水準の沈下によって、以前の海岸の平坦な地形が現在の海岸よりも高く、その前縁が崖になっている地形。段丘面は波食による場合と、堆積による場合とがある。
崖錘 がいすい 急斜面から落下した岩屑が崖の麓に堆積して形成する急斜面(30〜40°)で円錐形の地形。大小さまざまな礫から構成され、地下水が滲みだしていることがある。土砂崩れの危険性があり、地盤は不安定である。
河岸段丘 かがんだんきゅう 河川の浸食力により河床面が下がり、もとの広い河床面が一段高いところに台地として残ったもの。一般に河岸段丘は砂礫層から個性される。
火山灰質粘性土 かざんばいしつねんせいど 粘性を持った火山灰質土。関東ロームはその代表例。
間隙比 かんげきひ 土中の間隙の体積と土粒子との体積の比であり、土中の間隙の大小を示す指標となる。おおよそ砂質土で0.6〜1.4、粘性土で0.9〜3.5の範囲にあり、泥炭では5〜20程度である。土の間隙の体積と土全体の体積との比は間隙率という。
換算N値 かんざんえぬち スウェーデン式サウンディング試験結果から算出されるN値の近似値。換算N値を求める計算式には、砂質土用・粘性土用の2つがある。
粘性土:
砂質土:
完新世 かんしんせい 約1万年前から現在までの期間。
含水比 がんすいひ 土に含まれる水の質量(含水量)W を土の乾燥質量M で除したもの。一般に百分率で表す。含水比
含水比試験 がんすいひしけん 土の含水比を測定するための試験。試料を110℃で一定になるまで炉乾燥し、乾燥前後の質量を測定して求めることが基本。
含水率 がんすいりつ 土に含まれる水の質量(含水量)mv のその土の質量m に対する比で、一般に百分率で表す。
岩石 がんせき いくつかの鉱物や生物の変質体などの集まりによって構成される天然の固結物質のこと。特に、建設材料としての石材または骨材に利用できる硬さと安定性を有するものをいう。なお『石』は岩石の角状小片、『岩塊』は岩石の角状大片のこと。『岩』は岩石と岩盤の総称。
干拓地 かんたくち 農地を造成するために、湖や海を堤防などで締め切った後に排水し、湖底や海底を干上げて陸地化すること。排水が非常に悪く、地盤は軟弱である。
関東ローム かんとうろーむ 関東の台地、丘陵地の上部に分布する赤褐色の火山灰土。多摩ローム、下末吉ローム、武蔵野ローム、立川ロームなどがある。日本統一土質分類法では火山灰質粘性土に分類され、海外のロームとは異なる。地山強度は高いが、乱すと極端に低下する。関東ロームが地山である場合、住宅用の敷地としては一般に安定化していると考えられる。
岩盤 がんばん 自然に生成された大量の岩石集合体、または岩石が連続して分布している地層のことを言い、亀裂・地下水・破砕帯などを含有する。地盤を区別する場合に土に対する語として用いる。
木杭 きぐい 木製の基礎杭。赤松まつ、からまつ、べいまつなど。常水面以下(季節変動や経年変化などを考慮する必要あり)で設置できないと腐食の恐れがある。
基礎スラブ きそすらぶ 上部構造からの荷重を、地業または地盤に伝えるための基礎の構造部分。
基礎梁(地中梁) きそばり(ちちゅうばり) フーチングとフーチングを結ぶ梁(地中梁またはつなぎ梁)。柱脚の曲げモーメント及びそれによるせん断力を負担するが、接地圧は一般に地盤に伝達されない。剛性を大きくすれば不同沈下を防ぐことが可能。
旧河道 きゅうかどう 過去における河川流路の後。低地の一般面の中で周囲の土地よりも低くなった帯状のくぼ地。非常に浸水しやすく、排水も悪い。軟弱な地盤である。
丘陵地 きゅうりょうち 洪積層またはそれより古い地層からなり、火山性地帯では表面が関東ローム層のような火山灰土に覆われることが多い。一般に、300m内外の高度で緩慢な斜面と谷底を持つ地形。
極限支持力 きょくげんしじりょく 地盤がせん断破壊を生じずに支え得る最大荷重あるいは荷重強度。地盤の破壊の様式には全せん断破壊と局部せん断破壊がある。全せん断破壊の場合には地中の急増する点の荷重を極限支持力とし、局部せん断破壊の場合には荷重と沈下が直線的となる点か、あるいは両対数プロットでの折点を極限支持力とする。
許容支持力 きょようしじりょく 極限支持力を安全度(通常は3)で除した支持力。
許容地耐力 きょようちたいりょく 許容沈下量から求められる支持力と許容支持力のうち小さい方。
許容沈下量 きょようちんかりょう 上部構造物の安全性、機能や使用性、安定性を損なわない範囲で許容される沈下量。不同沈下量、相対沈下量、絶対沈下量などがある。
切土 きりど 斜面地などを宅地や道路として有効利用するため、現地盤を切り取ること、あるいは切り取った部分。
切盛り きりもり 斜面地で切土と盛土を隣接して行い、一様に平坦な地盤面にすること。
黒ぼく くろぼく 腐食されている黒色の粘性土。火山灰質有機質土や非火山灰性がある。
珪藻土 けいそうど 水中の藻類である珪藻の外殻(含水シリカ)が水底に堆積してできた軟岩状の土。多孔質で吸水性に富む。見かけ比重は小さいが、高強度の場合がある。
原位置試験 げんいちしけん 原位置の地表またはボーリング孔などを利用して地盤の性質を直接調べる試験の総称。標準貫入試験、スウェーデン式サウンディング試験、物理探査、地盤の平板載荷試験、ボーリング孔内横方向載荷試験、揚水試験など多くの試験がある。
原位置土 げんいちど 地中にあるがままのつちのこと。人工的な原因による乱れを受けていない状態を指す。
間知石 けんちいし 石垣用の石の一種。ほぼ角すい形をなし、面はほぼ方形に近く、控えは四方落としとし、面に直角にはかった控の長さは面の最小辺の1.5倍以上。JIS A 5002に規定あり。
広域地盤沈下 こういきじばんちんか 地下水のくみ上げなどによる地下水位の低下などが原因で、一定の地域が広範囲にわたって地盤が沈下すること。年平均4,5cmの沈下が長年継続することもある。広域地盤沈下地帯や各地域における地盤沈下の実態は、行政庁などで公表しているのでインターネットなどで検索・確認することが可能。
鋼管圧入工法
鋼管圧入杭
こうかんあつにゅうこうほう
こうかんあつにゅうくい
住宅などに沈下障害が生じた場合など、アンダーピニングのために用いられることが多い。反力を建物重量とし、鋼管を1m程度筒接合(通常は溶接)しながら圧入する工法。
鋼管杭 こうかんくい 鋼管を杭として設置する方法。打ち込み工法、埋め込み工法、回転貫入工法がある。住宅の場合には、小口径(径50〜200mm)を回転圧入させながら埋設させることがある。回転圧入させる鋼管は、円筒状のものだけでなく、鋼管先端などに螺旋状の羽を取り付け、先端面積を大きくするスクリューパイル工法として用いることもある。杭ではなく、地業的に用いることもある。鋼管を杭として使用する場合は、原則肉厚は6mm以上としなければならない。
更新世 こうしんせい 約170万年前〜約1万年前までの期間。⇒ 洪積紀
洪積紀(洪積世) こうせきき(こうせきせい) 約170万年前〜約1万年前までの期間。⇒ 更新世
洪積層 こうせきそう 洪積世において形成された地層、岩。
後背湿地 こうはいしっち 氾濫原上で自然堤防の背後にできる沼沢性の低湿地。洪水などで溢れた氾濫水が流路の両側に広がるが、減水が始まると自然堤防に妨げられてもとの流路に戻れないために、長時間、流路の両側の低地部に湛水して沼や湿地となった地形。非常に軟弱で腐植土の堆積も見られる。
高有機質土 こうゆうきしつど 有機物を多量に含む土。日本統一土質分類法では、繊維質の残っている土を泥炭、分解が進んでいる土を黒泥としている。
コーン貫入試験 こーんかんにゅうしけん 静的貫入試験にはポータブルコーン貫入試験とオランダ式に縦貫コーン貫入試験がある。
コーン支持力 こーんしじりょく コーン貫入試験による貫入抵抗をコーン断面積で割った値。
混合セメント こんごうせめんと セメントを作るときに、通常の原料と異なるものを混ぜたものの総称。シリカセメント、高炉セメント、フライアッシュセメントなどがある。
コンシステンシー こんしすてんしー 粘性土の含水分によるやわらかさ。細粒土は含水比の大小によってその状態を液状・塑性状・半個体状・個体状に変え、この状態変化をコンシステンシーといい、これらの状態変移点を総称してコンシステンシー限界という。また粘土に対して「非常に軟らかい・軟らかい・中位の・硬い・非常に硬い・特別に硬い」などと概念的にも表される。
細砂 さいさ 細砂粒度(75〜425μm)を多く含む砂。
最大乾燥密度 さいだいかんそうみつど 乱した土の含水比を段階的に変化させ、一定のエネルギーで締固めたとき、最もよく締まる含水状態がある。そのときにおける最大の乾燥密度のこと。
最適含水比 さいてきがんすいひ 一定の方法と一定の締固めエネルギーによって土を締固めたとき、最もよく締まる状態の含水比のこと。一般には最大乾燥密度が大きい土ほど最適含水比が小さく、細粒土ほど最大乾燥密度は小さい。また、突き固め回数が多いほど最適含水比は小さく、最大乾燥密度は大きくなる。
サウンディング さうんでぃんぐ 各種ロッドを地盤中に貫入させる際の抵抗から、地盤の硬さ、締まり具合を調べることをいう。標準貫入試験、コーン貫入試験、スウェーデン式サウンディング試験、ベーン(せん断)試験などがある。
砂岩 さがん 砂が固まってできた堆積岩。石英・長石・雲母・角閃石などの鉱物粒からなる。
砂丘 さきゅう 風などで運ばれた砂が高低差を持って堆積した地形。
砂質土 さしつど 日本統一土質分類法では、砂と細粒土の中間的な土(礫を含まない砂質土の成分は砂分が85〜50%、細粒分が15〜50%の範囲)。実務では粘性土と砂質土に大別され、非粘性土を砂質土と総称することが多い。
砂州 さす 沿岸付近の水流や波により運ばれてきた砂が堆積して水面上に現れたもの。海岸に平行する砂州を沿岸州、岬状に突き出たものを砂嘴(さし)という。
三角州 さんかくす 河川が海に流れ込むところに形成される扇状の地形。河川勾配が緩く流速が小さいため堆積作用が顕著で、放射状の流路が形成される。緩い軟弱な地盤を形成する。
サンドドレーン工法 さんどどれーんこうほう 軟弱地盤に縦排水路としてサンドパイルを設置し、地表にサンドマットを施工し、さらに荷重をかけ圧密を促進する。サンドパイルの打設位置、長さを適切に設計するとともに、砂の粒度、投入量に留意が必要。
サンドパイル さんどぱいる 主に砂質の軟弱層中に打ち込まれた砂の杭。緩い砂層をパイルによって締固めて軟弱地盤を締固め、砂の柱自身も支持力を受け持つ。
サンドマット工法 さんどまっとこうほう 軟弱地盤上に厚さ0.5〜1.2m程度の透水性の高い砂層を施工し、軟弱地盤上の圧密沈下のための荷重、バーチカルドレーン工法の上部排水層や建設機械のトラフィカビリティー確保などのために利用される。改良効果を確認しながらの施工となる。
残留沈下 ざんりゅうちんか 最終的な圧密沈下量とすでに発生した沈下量との差。圧密完了時にゼロとなる。
G.L.面 じーえるめん Ground Levelの略で、現状の地盤面のこと。
地業 じぎょう 基礎を支えるため、基礎スラブ以深に設ける割り栗、杭などの総称。ちぎょうともいう。
支持層 しじそう 構造物の鉛直荷重を基礎や杭で伝達して、その構造物を支えることができる地盤または地層のこと。一般住宅(木造2階建て程度)の支持層の強度の目安としてはN値≧15〜20程度。
支持力 しじりょく 地盤が支えることができる荷重の大きさのこと。支持力の最大値を特に極限支持力と呼ぶ。設計では地盤に作用させる荷重を許容支持力(極限支持力を安全率で低減した値)よりも小さく設定する。
地すべり じすべり 土地の一部が緩やかに下方に動く現象。地下に軟弱で水分を吸収した粘土層が形成されて起こることが多い。
自然堤防 しぜんていぼう 河川に沿って分布するやや高い帯状の地形部分。洪水時に水があふれて土砂が堆積したもの。自然堤防は後背湿地よりも高い位置にある。後背湿地に比較すると締まっている。
地盤 じばん 地殻のうち工事対象となる部分、あるいは工事の影響を受ける部分のこと。土だけのこともあれば、土と岩盤のこともあり、岩盤だけのこともある。不均一な材料で構成される特徴がある。
地盤改良 じばんかいりょう 構造物を建設できるように軟弱地盤の支持力や排水性などを補強すること。地盤や構造物の条件に合わせて工法を選択して行う。
地盤図 じばんず 土質工学的観点から特定の地域の地盤状況を表現した図。地質図や柱状図などからなる。都市地盤図(東京、大阪など)がある。
地山 じやま 盛土または埋め戻しなどの人工造成地盤ではない地盤のこと。時には表土や風化土を除いた地盤を指すこともある。
斜面崩壊 しゃめんほうかい 斜面が崩壊すること。地すべりと異なり、通常、崩落土砂は原形をとどめない。崖崩れ、山崩れ、土砂崩れなど。
しらす しらす 南九州に分布する火砕流堆積物やそれら二次的堆積物など。軽石質〜火山灰質のやや白い堆積物。適度に固結しているが、降雨により斜面崩壊などが生じやすい。
シルト しると 日本統一土質分類法では、粒径5〜75μmの土粒子がシルト粒子。一般に細粒分50%以上で塑性指数が低い細粒土をシルトという。
深層混合処理工法 しんそうこんごうしょりこうほう 攪拌翼を地中で回転させながらセメントスラリーを吐出し、土とスラリーを攪拌混合して固める工法。改良部分の強度は、建築物の規模にもよるが、100〜300kN/m2の場合が多い。建築物の基礎地盤のために用いる場合には、「改訂版 建築物のための地盤改良の設計及び品質管理指針」などが参考にできる。
スウェーデン式
サウンディング
すうぇーでんしきさうんでぃんぐ 静的なサンディングの一種。スクリューポイントをロッド先端に取り付け、荷重を段階的に加えて1kN荷重で貫入しない場合に回転させる地盤調査法。JISで試験法が規定されている。試験結果は、WswとNswによって表示される。自動式と手動式がある。
スレーキング すれーきんぐ 水の浸入によって土塊や岩塊が割れる現象。
正規圧密 せいきあつみつ 圧密降伏応力と等しい有効応力を受けている状態。荷重が加わると一般に圧密沈下しやすい状態。
第三紀層 だいさんきそう 中世代から第四紀(洪積世、沖積世)までの時代(約6000〜100万年前まで)。砂岩、礫岩、泥板岩など、いずれも岩石化した硬い層。第四紀の砂層や粘土層の下に堆積し、地盤工学の分野では基盤となる地層。
堆積 たいせき 重力や、流水・風・氷河などが粘土・砂・礫などを運搬・堆積する作用。滞積と表記することもある。
台地 だいち ほぼ水平な地層からなる台上の平坦な地形。排水がよく、地盤がよい。関東地方では、武蔵野台地・下総台地のような台地上にはローム層が見られる。
第四紀 だいよんき 通常、200万年前から現在。更新世と完新世(現在)に区分。人類が出現した時代。
ダイレンタイシー だいれんたいしー 非粘着性の土がせん断変形を起こすときにみられる体積の増加現象。せん断変形するときには土粒子の結合状態が乱されるので体積の変化が生じる。
谷底低地 たにぞこていち 谷の中を流れる河川の側方浸食によるか、または既存の谷に何らかの原因で堆積が行われるかして生じた軟弱な低地。土質は粘性土を主体とし、腐植土を含んでいることが多い。
玉石基礎 たまいしきそ 玉石をすえて基礎としたもの。または基礎の下の玉石部分。連続基礎と比較すると不同沈下しやすい。土を掘り、砂利などを投入し突き固め、その上に形状の整った玉石を置き、さらにこの玉石を突く。
段丘 だんきゅう 過去の河床、海底などが現在の河床、海底などより高く位置し、急崖になっている地形。河岸段丘、海岸段丘、湖岸段丘がある。高い位置にあるものほど古い。
単粒構造 たんりゅうこうぞう 土粒子の配列・集合状態の一種。砂礫のような粗粒なものにみられる構造。粒子と粒子は重力の作用によって互いに接している。
地下水 ちかすい 地下にある地層中の空隙を飽和状態に満たしている陸水。雨水や地表水が地中に染み込み、地下水面に達して帯水層にたまったり流動したりする。集落の立地に関係する。
置換工法 ちかんこうほう 軟弱層など、地盤の一部または全部を良好な材料に置き換える工法。全面置換、部分置換などがある。
地層 ちそう 土砂礫が流水・氷河・風などによって運ばれて層状に堆積したもの。
柱状改良工法 ちゅうじょうかいりょうこうほう 固化剤と地盤を攪拌混合することで地中に柱状の改良体を作る地盤改良工法。
沖積世 ちゅうせきせい 第四紀の地質時代。最終氷期の極大期(約1.8万年前)から現在まで。土質工学では第四紀を洪積世、沖積世で区別するが、地質学では更新世、完新世で区別する。
沖積層 ちゅうせきそう 沖積世に形成された地層。低平な海岸平野と軟弱な地盤が特徴。
中立応力 ちゅうりつおうりょく 地盤が荷重を受けたときに、土の間隙流体を介して伝わる力。間隙圧・間隙水圧ともいう。
中和反応 ちゅうわはんのう アルカリと酸との反応。水素イオンと水酸化物イオンが結びつくことによって水ができる反応。地盤改良の場合は、セメント系固化剤のアルカリと有機質の酸が反応する。
直接基礎 ちょくせつきそ 地盤がよく構造物の荷重を十分支持できるときは、くい打ち・ケーソンなど支持力を増す工法をとらず、砂利・砕石・コンクリートの突き固めだけで基礎工を施す、一般に浅い基礎。
沈下 ちんか 構造物または地盤が沈むことをいう。地盤の沈下は、地下水のくみ上げなどに起因する広域的な地盤地下、盛土や構造物の荷重による沈下、周辺工事に起因する沈下、振動・衝撃等に起因する沈下などがある。
突固め つきかため ランマーなどを用いて衝撃力を地盤に与え、土を締固めること。JIS A 1210において突固め方法が規定されている。
堤間湿地 ていかんしっち 浜堤の間にできる湿地。排水が悪く、軟弱地盤である。腐植土の堆積がみられる。
泥灰土 でいかいど 炭酸塩鉱物と粘土からなる堆積物。固結したものを泥灰岩という。
泥岩 でいがん 粘土やシルトが圧密固結した堆積岩。
転圧 てんあつ 乱した地盤を転圧機械によって締固めること。転圧機械の重量による繰り返し圧縮や振動によって地盤は密に締固められる。転圧機械には静的なものとしてロードローラー、タイヤローラー、タンピングローラーなどがあり、動的なものとして振動ローラー、振動コンパクター、ランマーなどがある。
土圧 どあつ 土が自重や外力によって、内部または接触面を押す圧力。
凍結深さ とうけつふかさ 地表が冷却されて凍結した表層の凍結深度。基礎底面は、通常、凍結深度より深い位置に設置することが必要。
透水性 とうすいせい ある位置に置いての水の透しやすさを示す。透水性が低いということは水を透しにくいということ。
動的貫入試験 どうてきかんにゅうしけん 打撃力などの動的な力や荷重を利用して地盤の硬軟を調べる方法。標準貫入試験やラムサウンディングなどがある。
独立基礎 どくりつきそ 通常、1本の柱を1個のフーチングで支える基礎。底面形状は、正方形、長方形、台形。煙突の基礎には正六角形、正八角形、円形なども用いられる。木造住宅であっても独立基礎となる場合は構造計算が必要であり、建築確認に際して構造計算書の添付が求められる。
土質試験 どしつしけん 土の判別・分類を目的とした物理試験と、その強度や変形特性などの力学的性質を明らかにする力学試験の総称。
物理試験: 土粒子の比重試験、含水量試験、粒度試験、コンシステンシー限界試験 等
力学試験: 一軸圧縮試験、低水位・辺水位透水試験、締固め試験、CBR試験 等
土質調査 どしつちょうさ 構造物の設計・施工に必要な地盤そのものの性質を求めるために原位置で行う調査や土質試験。
試料採取法: 乱した、または乱さない土試料の採取
ボーリング: 土や岩の試料の採取
サウンディング: ロッド付きの抵抗体を挿入(土層の性状の探査)
物理探査法: 地表探査火口内探査で間接的に地質構造を調査
地下水調査: 地下水の調査と帯水層の調査
土石流 どせきりゅう 水を多量に含んだ土砂などが急速に谷を流下する現象。大災害をもたらすことがある。土砂災害防止法で対象としている土砂災害の一つ。
土台 どだい 木造の柱を支持し、その根元をつなぐ横材。布基礎上に置く場合は、アンカーボルトで布基礎に緊結する。地面に接しているためシロアリや湿気のために腐りやすく、土台下端をできるだけ地盤から離すことが重要。防腐処理も重要。ひば、ほのき、くりなどの比較的耐久力のある木材が用いられることが多い。
土丹 どたん 非常に硬く締まった細粒土。洪積紀の硬質粘土や新第三紀の泥岩を示すことが多い。関東地方では横浜周辺でみられる。
共回り現象 ともまわりげんしょう 深層混合処理工法において、攪拌翼と周囲の土が同軸回転し、攪拌不良となる現象。様々な共回り防止方法が提案されている。
トラフィカビリティー とらふぃかびりてぃー ある地点における土木用重機の走行に必要な地盤の強度。一般にはコーン指数で表す。
土粒子 どりゅうし 土を構成している固体粒子。土粒子には風化によってできた岩石の分解物・火山噴出物・粘土鉱物・動物や植物の遺がい及び工業製品の廃棄物などがある。粒子の大きさ(粒径範囲)によって、礫、砂、シルト、粘土、コロイドなどに区分される。
軟弱地盤 なんじゃくじばん 非常に軟らかい粘土あるいはあるいは緩い砂からなる地盤の総称。何らかの改良工法を施さなければ構造物を支持できない状態の地盤であり、土木・建築構造物の支持層となりにくい。大きな沈下や液状化現象による被害が生じやすい。地形的には、後背湿地・三角州・溺れ谷・潟湖性湿地など、未固結の地盤にみられる。
⇒ 液状化現象
⇒ 支持層
二次圧密
(二次圧縮)
にじあつみつ
(にじあっしゅく)
飽和粘土の圧密において、一次圧密後に生じる粘土骨組の圧縮やクリープなどに起因する継続沈下現象。二次圧密は時間の対数に関してほぼ直線比例する。
布基礎
(帯状基礎)
ぬのきそ
(おびじょうきそ)
壁または柱からの荷重を布状・帯状のフーチングで支持する基礎。材料には鉄筋コンクリート、無筋コンクリート、切石、コンクリートブロックなどがある。最低限の寸法・厚さなどが建設省告示第1374号で規定されている。
根入れ深さ ねいれふかさ 地表面から基礎スラブ底面までの深さ。建設省告示第1374号において、布基礎およびべた基礎の最小根入れ深さが規定されている。
パイピング ぱいぴんぐ 浸透力で土粒子が地表面から流出し、地中にパイプ状の水道が生じる現象。パイピングが発生すると、土中の動水勾配が増え浸透力が増大し、パイピングがさらに進行しやすい状態になる。
蜂の巣構造 はちのすこうぞう 土の構造の一つ。粒径がだいたい0.02〜0.002mmの範囲にあるシルトや粘土のような微細など粒子が、水中で沈降して堆積したときにできる構造。
バックホウ ばっくほう ショベル系の掘削機械の一種で、表層改良に使用される。
浜堤 はまつつみ 二つ以上の砂州・砂丘が海岸に沿って並んだもの。堤間湿地をはさんで形成する。
盤膨れ ばんぶくれ トンネル工事や開削工事で、掘削底面の地盤面が膨れ上がる現象。掘削による応力解放や揚圧力などが原因。地盤状況によっては水浸しなどによる土塊や岩塊が崩壊して体積が膨張し、基礎を持ち上げ住宅に障害をもたらすことがある。
BM びーえむ ベンチマークの略。調査を行う際の基準点。
ピート ぴーと 泥炭とほぼ同義。
P波 ぴーは 振動方向が波の進行方向と同じ。媒体の堆積変化を伴って伝播される波動。
ヒーピング ひーぴんぐ 粘土地盤を掘削する際、水圧や掘削による高低差に起因する作用力により、背面の土が底面から回り込んで掘削地盤面が膨れ上がる現象。盤膨れに近い。
ひび割れ ひびわれ 亀裂(きれつ)。乾湿または湿度変化や外力によって変形が生じ、弾性的な変形能力が対応できないときに発生する割れ目。
標準貫入試験 ひょうじゅんかんにゅうしけん N値を求めるための試験。JISで試験法が規定されている。質量63.5kgのハンマーを75cm自由落下させ、サンプラーを30cm打ち込むために必要な打撃数を求める試験。
表層改良工法 ひょうそうかいりょうこうほう GL面から2m以内の土にセメント系固化剤を混ぜて行う改良工法。
表土 ひょうど 土層の最上部にある地層。一般に有機物質に富み黒色の場合が多い。
表面波 ひょうめんは 地表面や境界面に沿って伝播する波動。レイリー波とラブ波に区別される。レイリー波は波動伝播方向を含む鉛直面内の成分を持ち、P波やSV波との合成によって生じる。ラブ波は波動伝播方向と直交する水平成分を持つ波動で、地表面や地層境界面で反射・屈折するSH波によって生じる。
フーチング ふーちんぐ 基礎の底盤部。ベースとも呼ばれる。建物荷重を直接地盤に伝える部分。
複合地盤 ふくごうじばん 物性の異なる複数の構成体からなる地盤を、設計上、外力に対して一体となって抵抗するように考えた地盤の一般的な概念。
伏流水 ふくりゅうすい 地下水の一つで、河川や湖沼の底または側部の砂礫層中を流れる水。
腐植 ふしょく 動植物の遺体から生じる黒色〜褐色の有機物質。
腐植土 ふしょくど 腐植に富む黒色〜暗褐色の土。
不同沈下 ふどうちんか 基礎の各部で沈下量に差があり、建物のある部分が他の部分よりも大きく沈下する現象。建物の損傷が大きくなる。
ブロック積み擁壁 ぶろっくづみようへき 石積み擁壁の石の代わりに様々な形状のコンクリートブロックを用いた擁壁。
ブレローディング工法 ぷれろーでぃんぐこうほう 軟弱な粘性土地盤上にあらかじめ構造物と同等もしくはそれ以上の荷重を載荷し、圧密沈下を生じさせるとともに、地盤の強度増加を図り、その後にこの荷重を除去して構造物を建設する工法。プレロード工法や事前圧密工法と呼ぶこともある。通常、載荷は盛土によって行う。鉛直ドレーン工法を併用して圧密促進を図ることが多い。
平板載荷試験 へいばんさいかしけん 直径300mmの平板に直接荷重を加え、その沈下量から支持力を求める調査方法。実際に根切り底にて試験を行う。必要支持力の3倍の荷重をかける。
ペーパードレーン工法 ぺーぱーどれーんこうほう 軟弱地盤改良工法の一つ。軟弱地盤中に適当な間隔で鉛直方向にカードボードを打設する。これによって排水を促し、圧密による地盤強度を増加させる工法。カードボードドレーン工法ともいう。
ベーン(せん断)試験 べーん(せんだん)しけん 十字型の抵抗翼(ベーン)の回転抵抗値から、せん断強さを測定するせん断試験。室内試験と原位置試験がある。軟弱粘土の非排水せん断強さを求めるために用いられることが多い。
べた基礎 べたきそ 建物下全面に設けた基礎スラブ。木造住宅でも採用されることが多い。最低限の寸法・厚さなどが建設省告示第1374号で規定されている。
ベントナイト べんとないと 吸水膨張の高い性質を持ち、ゲル状にまでなる粘土。孔壁保護に用いられる。
ポアソン比 ぽあそんひ 横ひずみと縦ひずみの比。
膨張指数 ぼうちょうしすう 圧密試験の除荷過程で得られる曲線の膨張曲線の勾配。
飽和度 ほうわど 土中の間隙部分の水が占めている割合。
ポータブルコーン
貫入試験
ぽーたぶるこーんかんにゅうしけん コーンを人力によって押し込む簡便な試験。単管式として先端角が30°のコーンを用いるのが普通であるが、先端角が60°のコーンを用い二重管式とする場合もある。コーンとは、硬い材料で作られた円錐状のもの。先端角は30°のものと60°のものがある。
補強土工法 ほきょうどこうほう 盛土内部や壁体の背後、底部などの地盤中に、金属・プラスチック・繊維などの補強材を敷設し、地盤を安定させるための工法。建築物の直下に用いる場合は少ない。
堀立て ほったて
ほりたて
土台や礎石を使わず土中に穴を掘り、柱を直接建て込んで埋め戻し、周囲を突固めて柱を立てること。柱根元は礎板、皿板、根がらみ、根石などで補強することもある。堀建てともいう。常水面下に設置することが難しく腐食しやすいので、住宅などの建築物で用いることは少なく、畜舎などに限られている。
埋没谷 まいぼつこく 地表下で、新しい地層に覆われた古い谷地形。日本の海岸では、最終氷期に形成された河谷が沖積層で埋められて埋没谷となることが多い。
摩擦杭 まさつくい 杭周面と土の摩擦力によって支持する杭。主に支持地盤が深いところにあって到達させるのが難しい場合に用いる。
まさ土 まさど 花こう岩質岩石の風化(変質)土。人力で掘削できる程度に風化された土。近畿・中国・四国地方に広く分布する。
未固結 みこけつ 土粒子相互間の結合力が弱く、土粒子の分離が比較的容易であるか、または親指もしくは親指爪を押し込める状態にあること。
水セメント比 みずせめんとひ 水とセメントの重量比。W/Cと示す。
無筋コンクリート むきんこんくりーと 力学的に鋼材で補強されていないコンクリート。
綿毛構造 めんもうこうぞう 土の構造の一つ。特に微細な粘土やコロイドなどの土粒子が水中で互いにくっつき合った綿毛のような構造。
盛土 もりど 盛り上げた土の部分。土地造成、鉄道、道路、河川堤防、ダムなどの盛土工事。盛土は十分に転圧することが重要であるが、周辺構造物に沈下障害をもたらすことがある。
矢板 やいた 板状の杭。隙間なく打ち込んで連続した壁面を作り、土留めや止水を行う。
やりかた やりかた 建設工事に先立ち、ぬき・くいなどを用いて構造物の位置などを表示すること。
ヤング係数 やんぐけいすう 弾性体では、弾性の限度内においては、応力とひずみの比は一定であるという定理から求めた数値。
有機質火山灰土 ゆうきしつかざんばいど 有機物を多量に含む火山灰質粘性土。黒ぼくがその代表例。
有機質土 ゆうきしつど 有機物の含有(一般に5%以上)により無機質土(有機質を含まない土)と異なる特性を持つ土。黒っぽく、有機臭があることなどで判別できる。
⇒ 高有機質土
有機物含有量 ゆうきぶつがんゆうりょう 土に含まれる有機物の量。通常は土の炉乾燥質量に対する有機物質量の比(百分率)。高有機質土では強熱減量試験、それ以外の土では有機物含有量試験で求める。
有効応力 ゆうこうおうりょく 地盤が荷重を受けたときに、土粒子同士の接触面を介して伝わる力。
⇒ 液状化
⇔ 中立応力
有効土被り圧 ゆうこうどかぶりあつ 地盤中の所定の地点よりも上部の土の重量によって生じる全土被り圧からその地点の間隙水圧を減じた応力度・圧力。
養生 ようじょう 打ち込み後のコンクリートを十分に保護し、硬化作用を促進させるとともに、乾燥のために生じるひび割れなどができないようにすること。
擁壁 ようへき 土圧に抵抗する壁や壁体構造物。重力式擁壁、半重力式擁壁、逆T形擁壁などのコンクリート造のほか、石積みやブロック造などがある。
余盛り よもり 盛土完成後に生じる沈下をあらかじめ考慮し、計画高より若干高く盛土すること。河川やアースダムなどでは、盛土高さに対して経験的に2〜3%の余盛りを行うことが多い。
ラムサウンディング らむさうんでぃんぐ 地盤調査における動的貫入試験の一種。連続的に貫入させることができるので深度的に連続した調査結果が得られる。ISO 22476:2002においてSPTと並んで規格化が進んでいるが、わが国ではあまり普及していない。
粒度 りゅうど 土粒子の粒径別による含有割合の程度。
粒度試験 りゅうどしけん 土の粒度分布を求めるための試験。粒径が75μmより大きい場合はふるい分け、75μm以下の試料では比重浮標の沈降分析により求める。試験結果は粒径加積曲線で表す。
連続フーチング れんぞくふーちんぐ 一つのフーチングに2個以上の柱または受け台があるもの。
ワーカビリティー わーかびりてぃー まだ固まらない状態にあるコンクリートの性質の一つ。コンシステンシーによる打ち込みやすさの程度、および材料の分離に抵抗する程度を表す。